【故事】 中国斉せいの国王は、楽士三百人による竽う(笛の一種)の演奏を好み楽しんだ。南郭は笛がうまくないのに、ごまかして楽士の中に紛れ込み、高給を得ていた。次の王は独奏を好み、一人ずつ演奏させようとしたところ、南郭は逃げ去ったという故事から。