【故事】 禅宗の高僧慧可は、嵩山すうざんの少林寺にいた達磨だるまに教えを請うたが、達磨は面壁めんぺきするばかりであった。慧可はある大雪の夜、雪の中に立って自分の左臂ひじを切り落として求道の決意のほどを示し、それによって教えを授けられたという故事から。