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日経新聞が選ぶ!「2014年の抱負、四字熟語傑作選」

目標を決め、気持ちも新たに1年を過ごそうという人も多いだろう。そこで漢字4文字に託した今年の抱負を、「家計」「人間関係」「将来設計」の3つのテーマで日経読者モニターに聞いた。既存の成語やモニターがつくった言葉から視点の面白いものなどを専門家に選んでもらった。


<家計編>


1位 辛抱遠慮 230ポイント
 ■増税あるし、買い物はよく考えて 「よく考え、増税前の駆け込みによる衝動買いをなくしたい」(20代男性、神奈川県)、「いろいろと辛抱しながら家計を節減する」(80代男性、東京都) 選者から 4月に消費税率が5%から8%に引き上げられる。「『深謀遠慮』をもじって将来のための辛抱に」(佐藤真由美さん)、「景気は上向きとはいえ、所得が伸びにくいであろう若年層の気持ちがよく表れている」(丸山晴美さん)

2位 隔日晩酌 205ポイント
 ■休肝日つくって財布にも優しく 「晩酌は一日おき。家計の節約と健康維持をはかる」(70代男性、神奈川県) 選者から 「毎日してこその晩酌をあきらめ、隔日にする『隔日晩酌』(かくじつばんしゃく)は潔さがよい。亭主関白だったに違いない男性の家計への遠慮がほのみえる」(泉原省二さん)、「節約と健康増進の一石二鳥。隔日という無理をしないところに継続の秘訣を感じた」(中野じゅんさん)

3位 自問自投 185ポイント
 ■自分の将来に投資しよう 「何がしたいのかを自分に問いかけ、自分に投資したい」(50代女性、徳島県) 選者から 投資熱も高まりつつあるこのごろ。「漢字の用法も適切で、元の『自問自答』を踏まえたもじり方もよい。世相をとらえている」(武田京さん)、「投資という言葉からは将来の展望も感じられる」(小原美穂さん)

4位 四方発泡
 ■NISA始めたし経済沸いて 「景気が良くなり、所得などが膨らんでくれたら」(50代男性、鹿児島県) 選者から 「世の中のあちこちで景気のよい話題が出るイメージ。『八方』と『発泡』の置き換えがよい」(吉田伊公子さん)

5位 内部調達
 ■家に眠っているものないかな 「買う前に、家の中にあるもので代用できないか考える」(40代女性、神奈川県) 選者から 「家庭内リサイクルは最も身近な家計防衛法」(今井登茂子さん)、「タンスの肥やしを見直す」(西野樹美子さん)

6位 先貯後買
 ■カードで分割払いなんてもってのほか 「貯金は先延ばしせず、買おうかなという物は後回しに。ゆっくり考えれば不要なことも多い」(50代女性、千葉県)

7位 節約家族
 ■自分だけでなく、子どもと一緒に 一人で頑張るのではなく、楽しく大きな効果を期待して「家族みんなで節約する」(40代女性、栃木県)



<人間関係編>


1位 愛愛父母 250ポイント
 ■長生きする両親に孝行 「老親に寄り添い、恩に報いたい」(50代女性、埼玉県) 選者から 「亡き父母の恩を思う『哀哀(あいあい)父母』から、今は長生きしている父母に孝行しようという気持ちが『愛愛』にある」(堀内正範さん)、「親子共に白髪になる仲の良さが一番」(泉原さん)

2位 一期一笑 185ポイント
 ■ほほ笑みは人を助ける 「できるだけほほ笑んでいようと思う」(40代男性、東京都) 選者から 一期一会(いちごいちえ)と同音にし、「茶道の誠意を笑みと見立てた絶妙さ」(泉原さん)。暗いニュースも多い昨今だからこそ「笑顔はそれだけで人を助ける力がある」(今井さん)

3位 長所優先 180ポイント
 ■どんな時でもプラス思考で 「短所に目が行きがちだが、2014年は良い所だけを見てプラス思考で過ごす」(50代女性、埼玉県) 選者から 「こう思うだけで関係が豊かになりそう」(小原さん)、「よいもの、よいところを見る習慣をつけたい」(西野さん)

4位 交際整理
 ■SNSだけの希薄な関係やめる 「モノの断捨離だけでなく、生活の潤いになりそうにない人づきあいをゆっくりやめたい」(60代女性、東京都)

5位 社外交流
 ■職場を越えて飲みに行こう 「土、日曜日、祝日や退社後は勤務先以外の人と交流するようにする」(40代男性、埼玉県)

6位 婚活終活
 ■今年こそ老後の安心を 「○活」ブームの昨今、「子どもに結婚してもらい、親も老後の準備を始めたい」(60代女性、埼玉県)

7位 付言実行
 ■物言う部下とも上手に付き合う 自己主張世代が増え、「何だかんだと文句をいいながら仕事をする部下が多いが彼らともうまくやっていきたい」(60代男性、神奈川県)



<将来設計編>


1位 老化減少 250ポイント
 ■無理せず健康に気を遣おう 「ゴルフでボールが飛ばなくなり、無理な筋トレなどで腰を痛める人もいる。回復ではなく老化速度を遅くさせることが重要だ」(60代男性、大阪府) 選者から 長寿社会においていかに元気に長生きするかは大きな課題。「老化現象とあきらめずに減少させようというたくましさ」(小原さん)

2位 活私奉公 200ポイント
 ■ボランティアで生き生きと 「生活を楽しみ、自分をいかしながら働くに限る」(70代男性、兵庫県) 選者から 「定年を迎え、ボランティアなどに生き生きと励んでいる姿が目に浮かぶ明るい言葉」(堀内さん)、「私をいかすことが組織のためにもなるという心に刻みたい名言」(佐藤さん)

3位 一笑千金 180ポイント
 ■年を重ねても笑顔でいたい 「せめて笑顔がすてきなおばあちゃんになりたい」(50代女性、大阪府) 選者から 「一笑千金(いっしょうせんきん)は美しい人を形容する言葉だが、これは周囲が明るくなるとの思いがよい」(堀内さん)、「笑顔に勝る宝はなし。男女ともに生き方としての将来設計の理想」(今井さん)

4位 我身称賛
 ■頑張る自分を褒めよう 「ここまで独身で頑張っていることに少しは自分で自分を褒めてあげようと思う」(40代女性、東京都)

5位 定年湧々
 ■どんな老後を送ろうかな 「14年に定年を迎える。どんな生活をしようかといろいろな考えが湧く」(50代女性、東京都)

6位 生涯現役
 ■いくつになっても若者に負けない 「夫は65歳を過ぎても現役時代以上の勤務時間を働き、私もボランティアを頑張る」(60代女性、富山県)

7位 早起早歩
 ■朝にいい汗かいてスッキリ 早起きは三文の徳。手軽な運動として歩くことは老若男女に人気とあって「早起きしてウオーキングする」(30代女性、神奈川県)



■増税・SNS・終活… 世相映す

 家計編では、景気は上向きつつあるものの、節約に関するものや4月の消費税率引き上げなどをにらんだものが多く寄せられた。

 人間関係編では会社や家族関係のほかに、友人に言及したものが多く、特に交流サイト(SNS)などの普及を思わせる作品が多い。インターネットを通じてたくさんの人と連絡を取り合えるのだが、一方で関係性が希薄で、本質的なつながりを求めている様子がうかがえる。

 長寿高齢化を色濃く反映したのが、将来設計編。健康や自らの生き方、人生の締めくくり方に向き合うが、全体に未来への期待やワクワクした感じがみられ、「幸せに暮らしていけそうな言葉や元気の出る言葉が多かった」(佐藤真由美さん)。今年もウマくいく1年でありますように。

  ◇  ◇  ◇

 調査の方法 12月上旬、日経新聞の読者で構成する「日経生活モニター」を対象に2014年の抱負を四字熟語で募集。テーマを「家計」「人間関係」「将来設計」の3つに分けた。集まった熟語の中からモニターが考えたものなどを中心に語呂のよさや世相をよく表しているものなど69作品を候補とした。四字熟語や家計、人間関係に詳しい専門家や編集者など専門家11人に選んでもらい、点数にして順位をつけた。選者は以下の通り(敬称略、五十音順)



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